30歳も後半になって愈々、アラフォーの女性になりつつありますが、主人と別れてからは既に2年以上も過ぎてしまいました。 仕事はパートや派遣社員で生活をやり繰りしていますが、そろそろ異性の方も必要になってくる時期でもあります。 そんな思いを抱きながら通勤途上でスマホなどでそれとなくマッチングアプリなどを覗いていたのです。 そして、そんな時にタイミングよくラッキーな事にあるサイトの「オーネット」というところで、ある男性と出会いがあったのでした。
ところで、たまたまマッチングアプリに興味を持って色々調べてみると、中高年者を対象にした「オーネット」というサイトに興味をもったのです。 其処の掲示板で出会いのためのプロフなどを書き込んで、しばらく様子を伺っていました。 始めのうちは色々と怪しげなメールなどがたくさん来ていましたが、それからある日ののことになって、或る某男性から確かそうなメールが来るようになったのです。
何度かのメールのやり取りをしているうちに、彼が歌やカラオケが趣味なので一度、いかかがですかという、チャッカリした伝言が届いたのです。 私も歌やカラオケは好きで友達とよく行っていてので、其れなりに返事もメールを入れると、彼から早速、カラオケのお誘いを受けるようになり、初めての出会いはその男性とカラオケでのデートする事になったのです。
彼は歌も上手いし、いい出会いがあったと思っていました。 彼はそちらかといえば、案外、私のタイプにあっていたかもしれません。 私は本当にラッキーと思いながら調子よく歌を唄っていると、彼がいきなり耳元にキスをしてくるのです。 彼は「あなたは素敵だから、これからチョットお付き合いしたくなってしまいましたが、どうですか」と、耳もとでササヤクようにいうのです。
私は一寸思案し考えるふりをして、つい、「はい、いいですけど、ところで映画やお芝居はお好きですか」と伺うと、「はい、最近はあまり見なくなりましたが、特にアメリカ映画のSFものは好きですね」などというのです。 私も「実は、私は都民観劇会の会員で、都内の主要な劇場で半額で鑑賞できるのよ、今度、お誘いいたしますわ」、そんなことで私と彼は直ぐに打ち解けあったのです。