近年問題になっていることに、冬に栄養が不足しやすいということがあります。冬型の栄養失調の特徴は、まぶたが動く、口内炎が良くできる、傷が治りにくい、髪がよく抜ける、外に出るとドキドキするなどです。体の中にある栄養分が、寒さに対抗するために一定量使われてしまい、普段と同じ食事の仕方では、欠乏する栄養素があるのが、冬型の栄養失調の背景にあります。冬型の栄養失調は、脳、血管、心臓に負担がかかることがふえますので、その分、気をつける必要があります。それでは、冬に不足しやすい栄養素とは何で、どんなものを食べると不足が補えるでしょう。冬にマグネシウムが不足すると、血管が硬くなって、動脈硬化などのリスクが高くなります。マグネシウムは、十分な量を摂取していれば心臓の筋肉の働きを改善しますが、不足すると心疾患の可能性がアップします。油揚げ、納豆、ヒジキ、海苔などにたくさん含まれている栄養素です。冬に必要な栄養成分の一つが葉酸です。葉酸は赤血球をつくる働きを担っているため、赤血球が酸素を送って体を温めるためには重要な存在です。この葉酸が不足すると、貧血の可能性がアップします。高血圧や、動脈硬化にもかかりやすくなるようです。脂質も、冬には必要な栄養成分です。脂質不足を補うには、オリーブオイルや、魚介類を意識的に取り入れるようにするといいでしょう。栄養素が不足しないように、冬の料理は季節柄も考慮に入れてください。
テックキャンプ 40代