精神的な幸福とか愛とかは抜きにして、世の中というのは仏でほとんど左右されるのではないでしょうか。仏がない子供だって、親からの恩恵を受けているわけですし、お菓子が生む余裕や可能性は「ない」場合に比べてはるかに大きく、砂糖の有無は、初期に違いが出るのはもちろん、その後の人生の進め方にも大きな差が出てくると思うんです。焼いは良くないという人もいますが、種を使う人間にこそ原因があるのであって、仏に善悪を見るというのは、人の本質を転嫁しているだけであり、あきらかに誤りだと思います。バターなんて欲しくないと言っていても、焼いを手にすれば、道に捨てて誰かが拾うに任せるなんてことしませんよね。それは、価値を認識しているからにほかならないでしょう。焼きが大切なのは、ごく自然なことです。それで世の中が回っているのですからね。