雨天決行のプロサッカー

車椅子で生活をしている私は、行きたくても行けない状態が続いていますが、野球やサッカーなどのスポーツ観戦が大好きです。
6月になると、うっとうしい梅雨のシーズンに突入しますが、昔から大好きな日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が、雨天決行とは知りませんでした。
東京や札幌、ナゴヤ、大阪、福岡などの雨がしのげるドーム球場のように、10年以内に作られたJリーグのスタジアムは、観客席の屋根が広がり、雨に濡れ難い構造になっています
しかし1997年に私が行った、改装される前の国立競技場では、雨が降りしきる中、鹿島アントラーズ対ヴェルディ川崎の試合が開催されました。
ちょうど読売新聞の勧誘でいただいたチケットが2枚あった私は、友達と観戦に行きました。
新宿で待ち合わせた私たちは、最寄り駅の千駄ヶ谷駅で下車したあと、国立競技場に向かいました。
朝から降り出した雨が止まず、いただいたチケットが屋根のない自由席だったため、雨をしのげる場所がなく困りました。
そんな雨の中でも、雨にも負けない両チームのサポーターは、ひいきのチームの応援合戦をしていました。
特にホームだった鹿島アントラーズの、雨にも負けないほどのブーイングに、思わず笑ってしまいました。
試合は、前半にミドルシュートを放った北澤豪選手が、見事に決めたゴールが決勝点となり、1-0でヴェルディ川崎が勝利しました。
この試合で印象に残っているのは、敗北した鹿島アントラーズサポーターのブーイングが、雨にかき消されたことでした。
屋根がなく、雨に濡れた座席を持参したタオルで拭いたあと座りましたが、雨の冷たさが身に染みたことも忘れられません。
現在のところ、残念ながらJリーグの観戦はこの1戦だけしかできていませんが、また行く機会があれば、見に行きたいものです。
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